私も気にはなったものの、調べるまでは知らなかったのですが、幕末の天保大飢饉の時、幕府は財政を立て直すために安易で荒っぽい増税(耕作面積をごまかして測り、お前ら、もっと年貢を納めろというもの)を計画します。
それでなくても、民衆は大飢饉で生きるのも大変なのに、これ以上の増税には耐えられないと、野洲川沿いの野洲郡・栗太郡・甲賀郡の農民4万人は立ち上がり一揆を起こします。
それが「天保義民の一揆」と呼ばれるもので、その団結力は、「検地10万日延期」の証文を勝ち取ります。10万日とは、274年間。つまり、22世紀までは検地をしないという、事実上の永久延期を勝ち取ります。しかし、その後、指導者全員が幕府に捕えられ、江戸に送られ処刑されるという悲しい出来事になります。
今でも霊場の姿がある甲賀郡。今も探せば見つけ出せる霊場のある野洲郡。
天保義民の結束は、霊場の形にも残しているように思えます。
また幕府の隠密側であった園養寺の事情と今も残る悲しい溝が案内の有る無しにもあるように思えます。
そのような天保義民、びわ湖放送で6月17日の日曜日 朝の6時15分 ~6時45分 「近江風土記」の番組で放送されるようです。
http://www.bbc-tv.co.jp/hensei/oumi_fuudoki/
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