2012年5月24日木曜日

江珍寺?江瀧寺?江龍寺?はどこに・・・(後編)湖東三十三所(野洲郡三十三所)現地探訪_4

場所がわかりましたが、次に気になるのは、お寺の名前です。
江珍寺?江瀧寺?江龍寺?の、どの読み方が正しいのでしょうか?
もう一度説明書きを確認してみましょう。
江龍寺」とのことですね。
また念のため、周りの古い遺物を探してみます。
何かしらの銘文が刻まれているようなのですが読めませんでした。
そして、その右手にあるのが、宝篋印塔(ほうきょういんとう)です。
何気なく置かれています。また盛り土?の部分に乗っているため傾いています。
しかし、これがナント、石仏や石塔を研究されている方のHPによれば、滋賀県の中で在銘宝篋印塔で最古の紀年銘を持つ石塔だそうです。
個人的な感想なのですが、盗まれそうになって放置されたのじゃないかな?と思います。
それというのも置かれ方があまりに不自然であり、少し離れたところではあるのですが、草津市の芦浦観音寺前にある安国寺跡からも宝篋印塔が盗まれたことがあるそうで、(今は拝観は申し込み制の芦浦観音寺の中に保管されました)あまりにも、ぞんざいな扱いになっています。

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