滋賀県栗東市伊勢落
「伊勢斎王禊祓所」(通称:伊勢落の千本松)
斎宮の禊場があったとされる伝承地
なお伊勢落の千本松と言われる由来は、寛永11年(1634年)のこと野洲川の堤防が決壊し、川上から一尺余りの松と三尺四方の大石が流れてきました。
伊勢落村の伝兵衛という人は「この松を植えて成長させれば村の栄えと私の極楽往生がかなえられる」と信じて松を育てたそうです。
またこの松は別名「御祓松(おはらいまつ)」とも呼ばれていました。伊勢斎宮の禊(みそぎ)の所であったとも伝えられているからです。
また一里塚や古墳であるともいわれたこともありましたが明らかではありません。
かつては老松の名で指定文化財にもなっていましたが残念ながら昭和55年に枯死してしまいま 現存していません。(栗東歴史ものがたりより)
老松は現存はしていないようですが、新しく植樹されていました。
また写真をご覧の通り田んぼの中にあり、近くに行くにも丸太の一本橋のような細いあぜ道を通らなければならず、近くに作物を植えられていて、近づきにくくなっています。
またこの付近ですが、砕石所のダンプやミキサー車が頻繁に出入りしている場所なので路上駐車も難しいところです。